スノーデンの機密情報リークの背後にあるもの
この一年間のアメリカの国際政治や外交の舞台からの退場は、シリアにしてもウクライナにしても、たった一人の下級情報員のリークで引き起こされたといっても過言ではない。これほどのインパクトをもったスノーデンの機密情報リークそしてそれがどのように、ジャーナリストを通して世界に発信され...
アクト・オブ・キリング 虐殺はかくも日常的なのか?
”アクト・オブ・キリング”を視る。渋谷のイメージフォーラムは久しぶりだ。 題材は、1965年インドネシア虐殺のドキュメンタリー映画だ。この事件を知らない世代がほとんどになった。そりゃそうだ、インドネシアは今世紀には経済力世界第九位の超大国になる。この事件は日本では東京オリン...
MH370副操縦士の携帯コールは何を意味するか?
2日間の空白の後に、CNNがニュース化したMH370が謎の転回をしてマレー半島上空を横切るときに、副操縦士が携帯コールしてきたというニュースは実は2日前にマレーシアの地元紙が掲載し、日本でも共同などがニュースとしていたが、不思議なことに、日本の主要紙もBBCもCNNも一切取...
調査(商業)捕鯨の終焉
国際司法裁判所で日本の調査捕鯨が否定された。科学的調査といっても、それが事実上(de facto)商業目的であることは誰の目にも明らかだ。日本の歴史認識に対して世界的なキャンペーンが打たれている環境の中で、こんな子供でも分かる論理矛盾が通用すると考えるのは狂気としか言いよう...
日本がスマトラ震災を真剣に学んでいたら、311でもあれほどの犠牲はでなかっただろう・・・
311もついに3年目になった。とってつけたような復興の明るいニュースに疑問を感じないわけにはいかない。それにしても、日本が2004年12月26日に発生したスマトラ沖大震災の被害実態を正確に把握し、新たな対策を、いや基本的な対策でも、しっかりととっていたら、あれほどの犠牲と地...