恐ろしい勢いで進む情報の上塗り
- sutoband
- 2014年8月11日
- 読了時間: 2分
(A)停戦に失敗した(最初から停戦は考えていない)ガザでイスラエルの空爆が再開され、地上では同じ惨状の情景が繰り返される・・・ (B)ウクライナ上空でのマレーシア機撃墜事件の真相解明は進まず、ドネツクでの戦闘が激化している・・・ (C)エボラ出血熱の脅威・・・ そして、(D)イラク北部でのヤジディとアッシリア(キリスト教徒)の難民化とアメリカ軍の空爆。
いまこの時点でこのグローブ(玉)の上で同時代的に起こっている大事件はA+B+C+Dだ!しかし、日本のテレビをみていると今週はこれ、先週はこれみたいに、そのときそのときの情報が流され、同じ瞬間に発生している惨状は上塗りされた情報の下に埋もれていってしまっていると思う。だから国民一般には、世界で起こっている悲惨な事件はAかBかCかDというふうに何分の一かに矮小され、深刻な痛みを感じさせないのだと思う。
何をいまさら言っているんだ、民放というのは商業放送で、ようするにコマーシャルの合間に番組を流す放送のことだ...ということは頭ではわかっているが、この日本の状況は悲惨ではないが醜い。そんな商業主義にとらわれないのが、公共放送のはずだが、それが政府コマーシャルの合間に情報を流す放送局に堕してしまった。ネットは商業放送に対抗するどころか、商業放送の補完やアンテナショップになりつつある。せめて世界ではA+B+C+Dが起こっていると伝える方法はないのだろうか?
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