ISISとは何者か?

まるで地中から湧き出したようなISISの快進撃だが、これまでシリアでアサド政権と対峙してた反政府武装集団などとはまったく次元の違うスピードとパワーに圧倒される。モスル制圧は理解できても、本来ならその支配を貫徹するために、守りの姿勢に入るはずの集団が猛烈な勢いで南下しバクダッドに迫ろうとしている。軍事の常識もゲリラやテログループの常識ともまったく異なる展開になっている...と不思議な思いでBBCの画面を見つめていたが、小生なりに一つの仮説が脳裏に浮かび上がってきた。

それは彼らの組織力だ。隊列も戦車からテクニカルに変わっていても、それはゲリラや諸民族の寄せ集め集団などでなく、正規軍の隊列だと思う。また彼らが明確な命令系統で現場を指揮していることがわかる。チェックポイントでバリケードを並べる人、PCをチェックする人、難民の流れをコントロールする人などがきびきびと指示に従って活動している。これは何か?!

それは「行政機構」だということだ。

要するにかってのフセイン政権時の地方行政機構がよみがえって動き出したのだ。これまでISISIもサラフィー・ジハード主義とか、アルカイダとの関連で参照枠を考えてきたが、そうしたテログループの系統や思想から距離を置いて考える必要もでてきた。指導者と目されるAbuBakr al-Baghdadiがアルカイダのアイマンザワヒリの要請を拒否したことがあり驚かされたが、ひょっとすると、彼は本質的に異なった目標を持っているのかもしれない。

しかし、もし小生の仮説が正しければ、事態は容易ならぬ方向に急激に進む。警察や軍が任務を放棄して撤退するのも、はたして単に命惜しさで脱走しているのか疑問になってきた。バグダッド侵攻など妄想に近いと考えたが、この仮説が正しければマリキ政権は内部から崩壊することになろう。

オバマ大統領のとりとめもないコメント風景をみていて、アメリカの困惑が伝わってくるようだ。

〈参考リンク〉

「イラクを襲う「イラク・レバントのイスラム国」の正体」(木村正人)

http://blogos.com/article/88291/

イスラーム教スンナ派の過激派である「イラクとシャームのイスラーム国(ISIS)」〔「イラク・レバントのイスラーム国(ISIL)」とも表記〕に関し、ロンドン在住のジャーナリスト木村正人氏が、英キングス・カレッジ・ロンドン大学過激化・政治暴力研究国際センターによる分析を紹介しています。

#isis #イラク #シリア

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